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横浜M飯倉、師匠“シゲさん”へ感謝の完封勝利「落ち着いたら“飲みに行きますか”って連絡したい」

[ 2025年5月31日 18:21 ]

明治安田J1リーグ第19節   横浜M3―0町田 ( 2025年5月31日    町田GIONスタジアム )

<町田・横浜M>サポーターと写真に納まる横浜Mイレブン(撮影・西尾 大助)
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 横浜F・マリノスのベテランGK飯倉大樹(38)が師匠へ恩返しの完封勝利だ。町田の攻撃陣を封じ、チーム10試合ぶりのクリーンシートで今季初連勝に貢献。試合後の取材エリアでは、前日30日にGKコーチを辞任した松永成立氏(62)への思いを明かした。

 いつもベンチにいた“シゲさん”の姿がなかった。07年から横浜M一筋で指導してきた松永氏がGKコーチを辞任してから初の一戦。「ああ、(シゲさん)いないのか」。移籍を挟みながら約15年間も指導を受けてきた飯倉は言葉に表せない感情でピンチに立った。

 序盤から好セーブで相手攻撃を封じると、最大の見せ場は後半33分だ。羅相浩(ナ・サンホ)と呉世勲(オ・セフン)による相手FWからのシュートを連続セーブ。的確な判断で飛び出してシュートブロックし、最後は左足に当てて防いだ。

 「個人的には止めることができて良かったし、チーム的にも失点したら難しい時間だった。俺が結果的に止めたけど、チームで守ることができた」

 師弟関係だった“シゲさん”が前日30日にGKコーチを辞任。今後もクラブには残るが、現場での指導から退くことになった。「彼とはたくさん話したし、けんかもした。いろんな思いがある。シゲさんが決めたことならそれはそれだし、シゲさんもマリノスのためにやってきて、マリノスのために自分で選んだ選択だから彼の意思を尊重する」

 まだ松永氏には連絡してないという。「大決断の後に軽く連絡は取れないし、“お疲れさまでした”もおかしい。時間が経って落ち着いたら“飲みに行きますか”って連絡したい。俺も言いたいこもある。“なに辞めてんすか”って面と向かって言いたいけど、彼の決断だから受け止めて次に進むしかない」と話した。

 最下位のチームは今季初の連勝。試合後、横浜Mサポーターが集うゴール裏応援席では「シゲさん30年間ゴールを守り続けてくれてありがとう」と記された横断幕が掲げられ、選手たちと記念撮影した。

 飯倉は言う。「マリノスにいた選手や背負ってくれた人たちがいて今があることを忘れてはいけない。その人たちのためにも新しいマリノスが循環していくし、進んでいく。新しいマリノスのために頑張るだけ」。名門の伝統と歴史をつなぐためにもJ1残留を目指す。

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