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新潟 ようやく“春”が訪れた 今季リーグ戦初勝利 長谷川「今までやってきたものが得点に」

[ 2025年4月7日 05:00 ]

明治安田J1リーグ第9節   新潟1―0神戸 ( 2025年4月6日    国立 )

今季のリーグ戦初勝利を喜ぶ新潟・長谷川
Photo By スポニチ

 ついに勝った!明治安田J1リーグ第9節が7日に行われ、J1新潟は神戸を1―0で下して今季リーグ戦初勝利。リーグ戦勝利は昨年9月以来18試合ぶりで国立競技場では公式戦初勝利となった。前半12分にMF長谷川元希(26)のゴールで先制し、守備も無失点と奮起。順位は最下位のままだが、反攻に転じる白星だ。次戦は9日のルヴァン杯2回戦でJ3松本とアウェーで対戦する。

 周囲の桜が散り始めていた東京・国立競技場で、ようやく新潟に“春”が訪れた。リーグ戦では昨年9月以来7カ月ぶりの白星で、開幕からの未勝利は8試合でストップ。今季4得点目が決勝点となった長谷川は、約8000人のサポーターと喜びを分かち合い「新たなきっかけになる1勝」と胸を張った。

 過去の国立での公式戦は2分け5敗。しかもリーグ連覇を果たしている神戸には17年以降、1分け5敗だ。鬼門で、難敵…。それでも今季築き上げてきた「前に出る守備」で勝ち点3を奪った。前半12分にMF星が「トラップ際は狙っていた。相手の死角から奪えた」と敵陣でボールを奪取。こぼれ球を拾った長谷川が「思い描いていることが、全部うまくいきすぎて入った」と相手DFを切り返しでかわし、コントロールシュートでネットを揺らした。

 ハイプレスからのショートカウンターは今季取り組む戦術の柱の一つだ。ここ数試合はむやみに前から行かずにメリハリをつけていたが「相手コートで奪って、ショートカウンターを出したいのが本音」と樹森監督。この日は奪う回数は少なくても、前線からハードワークを繰り返した。

 0―1で敗れた前節の福岡戦後に樹森監督から「走っていない」と指摘された長谷川は「確かにそう思ったので、そこからリズムをつくろうと思った」と言う。勝利の立役者となり「ゴールの場面もみんな強度が高かった。今までやってきたものが得点につながった」と充実感をにじませた。

 守備面では練習で時間を費やしてきたクロスへの対応が結実し、空中戦に強い神戸に11本のシュートを許すも決定機を与えなかった。終盤に最終ラインが下がって失点する悪癖も出ず、9試合目で初の無失点。「これを一つの基準にしたい」とDF堀米主将。反撃ののろしは上がった。スタイルに磨きをかけ、ここから巻き返す。
(西巻 賢介)

 ○…リーグ戦初勝利が決まった瞬間、両拳を突き上げた樹森監督は「終わった瞬間はホッとした」と感慨を込めた。開幕から守備で我慢しきれずに勝利が遠かった。この日は神戸に主導権を握られたが守備陣が奮闘。「粘り強く対応してくれて内容的には悪かったが勝ち切れたのは素晴らしい結果」と素直に喜ぶ。「最後、彼ら(サポーター)の力でゼロで抑えられたという思いが強い。申し訳ない気持ちの方が強いのでこれから一つでも多く、特にホームでは勝ちたい」と樹森監督。まだまだ最下位だが、必ず浮上する。そんな決意の1勝でもある。

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