×

負のエネルギーに呑み込まれなかった神戸 大迫「プロとして問われる試合」武藤「この一戦に懸けた」

[ 2025年3月16日 20:47 ]

明治安田J1リーグ第6節   神戸2―1湘南 ( 2025年3月16日    レモンS )

<湘南・神戸>今季初勝利を挙げ、喜ぶ大迫(左から2人目)ら神戸イレブン(撮影・松永 柊斗)
Photo By スポニチ

 長いシーズンを振り返った時、ターニングポイントになる試合がいくつかある。25年シーズン、神戸にとって今季リーグ初勝利を手にした湘南戦は、その位置付けになるかもしれない。

 「ここでどういう反応するか、プロサッカー選手としてすごく問われる試合だった。その中で結果が出た。勝つことができて良かった」(大迫勇也)

 「どんな内容であっても、きょうは勝つことが大事だった。少しでも自分が力になれたのならば、すごく良かった」(武藤嘉紀)

 シュート数はわずか6本。後半45分間にいたっては1本も放てず、守備に追われた。だが前半にエリキが挙げた2得点を、全員で最少1失点で凌いで、今季リーグ戦初勝利。吉田孝行監督も「一番ヘコんでいたのは、もしかしたら僕だったかもしんない。けど選手たちは切り替えてやってくれた。自分自身も勇気をもらったし、自分も頑張ります」と高揚した顔で振り返った。

 2点リードを守り切れずに、大逆転負けしたアジア・チャンピオンズリーグエリート決勝トーナメント1回戦・光州戦(韓国)から中3日。アジア制覇の夢が潰えた喪失感に加え、韓国からの移動も伴う過密日程だった。おまけにシーズン開幕から負傷者が続出し、すでに公式戦は10試合目。武藤は言う。

 「負けていたらズルズルいくと思っていました。ACLEでのあの負け方は本当に苦しかったし、3年前ぐらいの残留争いしていた時にも感じていたものもあった。だから何がなんでも全員でこの一戦に懸けた」。脳裏によぎっていたのは開幕から11試合勝てなかった22年シーズン。心身ともに疲労困憊した状態で臨んだ湘南戦は、22年当時のように負のエネルギーに呑み込まれてしまうか、逆に反骨心に替えられるかの土俵際だった。

 リーグ2連覇中の王者として、内容的には褒められたものではない。だからこそ、価値ある勝ち点3だった。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2025年3月16日のニュース