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神戸V3イケる!包囲網破るキーマンは佐々木大樹 対抗は広島か 14日開幕J1を槙野智章氏が展望

[ 2025年2月13日 14:20 ]

天皇杯優勝を喜ぶ佐々木大樹(中央手前)ら神戸イレブン
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 明治安田J1リーグはあす14日にG大阪―C大阪で開幕する。昨季J1連覇と天皇杯の2冠を達成した神戸は、15日に本拠ノエスタで浦和と激突する。2007~09年の鹿島以来、史上2クラブ目のリーグ3連覇を狙う今季。神戸エバンジェリストの槙野智章氏(37)が今季のリーグ戦を展望し、3連覇のキーマンやポイント、ライバルチームなどを挙げた。 (取材・構成 飯間 健)

 いよいよ、33年目のJリーグが開幕しますね。今年も沖縄や宮崎に出向き、各チームのキャンプを見てきました。まずは王者、神戸。3連覇が懸かるシーズンですが、結論から言えば、簡単ではないけど(3連覇は)可能だと考えます。

 吉田孝行監督体制4年目。志向するサッカーは変わらない。武藤嘉紀や大迫勇也ら主力メンバーも残留した。大きな変化がないということは、大きな事故も起こりにくいということ。昨季MVPを獲得した武藤は変に意識することなく、相変わらずオフは体を鍛えまくっていました。大迫もいつも通り、吉田麻也と合同トレ。大型補強したクラブもありますが、チームが成熟するまでには時間がかかります。その点、神戸は開幕から連戦続きとはいえ、アドバンテージを持っています。優勝争いには絡んでくるとみています。

 ポイントになるのは、武藤と大迫が徹底マークされた時の周りの反応。間違いなく、今季の神戸は全チームからのターゲットになります。徹底的な分析とデータを駆使して止めに掛かる。思い返せば、私が広島に在籍した09年は鹿島戦で勝つことに執念を燃やしました。結果的に3連覇をされたのですが、鹿島の無敗記録を17で止めました。各チームから包囲網を敷かれる中、そこを上回るためにはどこまで細部にこだわれるか。ボールを止める、蹴る、DFラインを押し上げる、切り替えを速くする、球際で勝つ…。小さいことを全員が徹底的にやれるかどうかです。

 個人に目を向ければ、今季は佐々木大樹がキーマンになると思います。昨季は宮代大聖が大迫と並ぶチーム2位の11得点を挙げたのが連覇への大きな力になりましたが、大樹は昨年インタビューした際に「23年に優勝した時の方が活躍した」と悔しそうでした。24年シーズンは35試合出場も先発は16試合にとどまった。クラブのエース番号13を志願した彼の奮起に期待しています。

 神戸の対抗馬として広島を挙げたい。練習を見たクラブの中では最も静かで、僕がいた時のやんちゃさとは真逆で真面目。でも全員で走って戦える。淡々とやるべきことをやれるのは強さの証拠です。G大阪は坂本一彩とダワンが抜けても安定感がありそう。逆に対戦相手からの情報ですが、鬼木達監督が就任した鹿島と長谷部茂利監督が就任した川崎Fは少し時間がかかりそうだと聞いています。

 ボールの握り方や立ち位置を細かく指導するリカルド・ロドリゲス監督が就任し、これまでと違ったスタイルを追求する柏は苦しむ時期もあるとは思いますが、浸透すれば楽しみになるのではないでしょうか。台風の目になりそうなのは京都。新外国人選手の能力が高く、他クラブ関係者も「チームとして強い」と言っています。

 シーズン移行前ラストのJリーグ。皆の記憶に残ることもそうだけど、記録にも残るような一年になることを期待しています。

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