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FC東京・長友 代表戦へ弾み14年ぶり弾! 最長ブランク5054日「ここからノリにノって」

[ 2024年3月17日 04:35 ]

明治安田J1リーグ第4節第1日   FC東京3-1福岡 ( 2024年3月16日    ベススタ )

<福岡・FC東京>前半、先制ゴールを決め、祝福されるFC東京・長友(手前左)
Photo By 共同

 明治安田J1リーグは7試合が行われ、FC東京は敵地で福岡を3―1で下し、今季初勝利を飾った。1年4カ月ぶりに日本代表復帰したDF長友佑都(37)がJ1では10年5月15日の清水戦以来、5054日ぶりとなる史上最長ブランク弾を決めるなど、1得点1アシストの活躍で勝利に導いた。J1初昇格の町田はU―23日本代表FW藤尾翔太(22)の得点などで札幌に2―1で快勝、3連勝を飾り、首位に立った。

 37歳の長友がブラボーなプレーを連発した。日本代表へのサプライズ復帰から2日。早速、結果で期待に応えてみせた。前半28分、左サイドバックのDFバングーナガンデの鋭いクロスにペナルティーエリア中央にいた長友が反応。最初のトラップでボールが浮いたが、ものともせず右足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。

 J1での得点は実に5054日ぶり。昨季、香川真司が決めた4684日ぶりの最長ブランクを更新。「最高に気持ちいい。ゴールとアシストがついて、ここから長友、ノリにノっていくんじゃないかなと思います」。空白が長かった分、声も弾む。クラブとしては24年間未勝利だった鬼門、福岡の地で勝利をつかみ取った。

 後半12分には鋭い右クロスで今度は逆サイドにいたDFバングーナガンデの今季初得点をアシスト。年齢は重ねても代名詞の運動量、プレー強度は変わらない。日本代表の森保監督は「高強度のプレーは日本選手でもトップグループ」と言う。クラモフスキー監督も「赤ワインのように年齢とともに熟成している」と目を細めた。

 18日から1年4カ月ぶりに日本代表合宿に合流する。「誰よりも燃えています。空回りしないように頑張っていきたい」と笑わせた。長友の辞書に不可能の文字はない。日本人初の5大会連続W杯出場だって本気で目指す。「W杯への思いは誰よりも強い。それだけは負けていない。全力で進んでいきたい」。まずは21、26日に控えるW杯アジア2次予選の北朝鮮戦に向け、頼れる男が最高の弾みをつけた。

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