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首位陥落の神戸GK前川黛也「少しでもチャンスにつなげたかった」

[ 2023年6月10日 22:40 ]

明治安田生命J1リーグ 第17節   C大阪2―1神戸 ( 2023年6月10日    ヨドコウ桜スタジアム )

<C大阪・神戸>C大阪に破れガックリと引き揚げる神戸イレブン (撮影・奥 調)
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 神戸は4月22日・横浜戦以来リーグ7試合ぶりの黒星を喫した。後半6分にMF山口蛍(32)の“古巣戦初ゴール”で同点に追いついたが、後半終了間際にGK前川黛也(28)が痛恨のボールロストで決勝点を許した。2月25日の第2節終了時から守り続けた首位を明け渡してしまった。

 相手が背後に蹴ってきたボールに対し、エリアから飛び出して胸トラップ。「2失点目は僕の責任。単純にクリアするよりもトラップして前線に蹴って、少しでもチャンスにつなげたかった」と前川は話したが、トラップが大きくなりすぎてC大阪FW北野に奪われた。

 だが前半21分にC大阪MF香川の決定的なヘディングシュートを阻止するなど、この試合だけではなく、これまでも再三のビッグセーブでチームを救ってきた守護神を責める者はいない。吉田監督は「次、起こらなければ良い」。5月7日の横浜C戦以来の戦列復帰となったDF酒井高徳も「これまでの試合で彼が見せてきたものは全員が理解している」と擁護した。

 そして何より前川自身が「今後もDFラインの背後のカバーとかクロスとか…今まで貢献できていたものを続けていく。リスクはつきものだが、そこを恐れずにやっていくのが僕の強みであり、チームを助けられること」と気丈。悔しさを糧に、もう一回り大きな守護神に成長すれば良い。

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