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C大阪、サンコーとタッグ組み「日本一快適なトイレ」を 「心が震えるトイレか、否か」

[ 2023年6月10日 08:00 ]

C大阪が始めた「トイレアスリート展」。企画に携わったC大阪の岡田昇大さん(左)とサンコーの西畑美佑さん
Photo By スポニチ

 C大阪が「日本一快適なスタジアムトイレ」を目指して、生活サポート用品メーカー「サンコー」とタッグを組み、クラブ史上初めてとなる試みを本拠ヨドコウ桜スタジアムでスタートする。

 主催試合では、きょう10日の神戸戦から始めるのが「トイレアスリート展 by サンコー」。「トイレも、競技だ。」というスローガンのもと、メインスタンド2階男女トイレ内にマナー啓発を訴える“トイレ名言”を掲示した。

 サッカーにちなんだもので「心が震えるトイレか、否か」「慎重に狙うとダメなんですが、思い切りすると結構決まるんです」「きれいなトイレでしか、見えない景色があります」「きれいなトイレを守りたい」など16種類。快適なトイレを保つため、男女トイレ内に掲げて利用者に“スポーツマンシップ”を求めている。

 新たなプロジェクトに携わったのが、C大阪でスタジアム事業部営業・広報部として働く岡田昇大さん。あるラーメン店で発想を得て、スタジアムトイレ内に広告を掲示できないかと思いついた。和歌山県海南市に本社を置き、トイレのお掃除グッズなどを展開する「サンコー」を以前から知っており、昨秋に電話一本の飛び込み営業からスタートした。

 熱意が伝わり、今年2月に広告掲示が正式に決まった。当初は同社の商品を紹介する案もあったが、最終的に「トイレアスリート展」に行き着いた。営業開発本部SS部に務める西畑美佑さんは言う。

 「弊社の商品を伝えるよりも、こういった企画をして“これはどこがやっているのか?”と興味を持ってもらいたかった。清掃員の方に話を聞いたら“ゴミが残っている”“トイレを流していないこともある”と。それを解消するためにPRパートナーさんと一緒に名言を考えました。利用者さんに楽しんでもらって、なおかつマナー向上につながるとうれしいです」

 現在は、同社特設サイトおよびSNSでトイレ名言を一般募集している。Jリーグのスタジアムでは珍しい新たな試み。今回の企画は来年5月末までながら、より広く展開していく可能性も秘めている。

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