J2首位の町田DF藤原が連続無失点へ「できることを100％」11日長崎戦でホーム初先発有力

J2町田のDF藤原優大
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　J2首位の町田は11日、ホームで4位の長崎との上位対決を迎える。センターバックで先発が有力視されるDF藤原優大（20）が9日、取材に応じ「スタメンで出られたらホームは初めて。それでも気負わずに、できることを100％する。勝ち急がないようにしたい」と意気込んだ。

　藤原が今季先発した3試合は、いずれもアウェーだった。4月の磐田戦は感情を抑えられず、ラフプレーで一発退場。5月の徳島戦では、先制点を守れず逆転負けを喫した。それでも前節の3日千葉戦は0―0と耐えて迎えた終盤に勝ち越し、先発試合で初の無失点と勝利をつかんだ。「勝ちが続いているのはサポーターの力も大きく、ありがたみを感じる」。ホームでより大きな声援を背に、試合開始から躍動する。

　青森山田では黒田剛監督のもと3年連続で全国選手権決勝のピッチに立ち、優勝も経験した。プロの舞台で再び指導を受けている指揮官と同様に、無失点へのこだわりは強い。「失点には絶対に原因があって、チームのベースを徹底できなかったとき。その部分を練習で明確にして、次につなげられている」。19試合でリーグ最少の10失点と、首位快走を支える堅守の要因を挙げた。

　高卒で加入した浦和から期限付き移籍で昨季まで相模原、今季は町田に加入した。先月、その浦和がACL決勝を制してアジア王者に輝いた。「あのピッチに立つ力がないから今、この町田に来ている」と現実を見つめる藤原は「素晴らしいチームに獲ってもらい、レンタルで頑張って成長してこいと言われたと考えると、あらためて光栄なことなんだと感じた。だからこそ、今やるべきことを100％やろうと刺激を受けた」と、決意を新たにしていた。