J2首位町田が終盤の2発で快勝　移籍後初ゴールのU―22代表FW藤尾「やっとやなという思い」

明治安田生命J2リーグ第19節   町田2―0千葉 （ 2023年6月3日    フクダ電子アリーナ ）

＜千葉・町田＞試合終了間際に今季初ゴールを決めて喜ぶFW藤尾翔太（右）と祝福するFW荒木駿太
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　首位の町田が0―0の後半アディショナルタイム、途中投入選手の2発で勝ち切った。

　後半46分にFW沼田駿也が先制ゴールを奪い均衡を破り、同51分にはFW藤尾翔太がダメ押し弾。交代策が実り、連敗を回避した黒田剛監督は「誰が出ても劣ることなく、みんなが町田のサッカーを理解し勝つための方程式を志向する。ブレずにやっていることが実を結んだ形」と日頃の努力を称えた。

　ともに今季加入し、うれしい移籍後初得点となった。出場機会を求め、開幕後にC大阪から期限付き移籍で加入した藤尾は「やっとやな、という思い。毎試合だけど、0―0なのできょうは決めたろうと思って試合に入った」。この日出場停止だったFW平河悠とともにパリ五輪を目指すU―22日本代表の欧州遠征に招集され、次節ホーム長崎戦を欠場する。「行く前に決められて良かった。得点を一番に考えて、結果を残してきたい」と活躍を誓った。

　山口から加入した大卒2年目の沼田は今季全19試合に出場し、うち18試合が途中出場。「試合に出続けながら点が取れていなくて、迷惑を掛けていた。遅くはなったけど、ここから勝利に貢献していけるように」と表情を引き締めていた。