C大阪　今季最多タイ3失点、連勝は3でストップ　GKキム・ジンヒョンが途中交代

明治安田生命J1リーグ第16節   C大阪1―３名古屋 （ 2023年6月3日    豊田スタジアム ）

名古屋に逆転負けを喫し、厳しい表情の香川（左）らC大阪イレブン＝豊田
Photo By 共同

　3試合連続無失点勝利中だったC大阪は今季リーグ戦最多タイの3失点で完敗。前半4分、MFカピシャーバのリーグ戦来日初ゴールで幸先よく先制したが、前半だけで3失点を喫し逆転負けを食らった。

　同点に追いつかれた前半30分、ビルドアップでボールをカットされ、自陣ゴールラインを割ったプレーが相手ボールに。自身に触れたと判定された正GKキム・ジンヒョンが審判に“激怒”してメンタルを乱し、コーナーキックから決勝点を奪われた。前半36分にはMFマテウス・カストロのシュートを好セーブするなど見せ場もあったが、7分後にそのマテウスに3点目を献上。足の負傷もあり、後半最初からヤン・ハンビンに交代した。踏んだり蹴ったりの黒星となり、いつもは流ちょうな日本語で丁寧に言葉を紡ぐC大阪不動のGKはミックスゾーンにも姿を現さず、ショックの大きさが窺えた。

　MF香川真司はメンタルの崩壊がチームの敗戦を招いたことに「自滅した感じ。個人的にも、気持ちのコントロールができなかった。反省しないといけない。ストレスを受けることは試合の中では当たり前」と自らに言い聞かせるように話した。次節10日は首位・神戸戦（ヨドコウ）が控える。切り替えて前を向くしかない。