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J1福岡 G大阪に逆転負け クラブJ1通算400ゴール決めたFW山岸「名を残せて光栄」も

[ 2023年6月3日 21:55 ]

明治安田生命J1第16節   福岡1―2G大阪 ( 2023年6月3日    ベスト電器 )

<福岡・G大阪>前半17分、先制ゴールを決めた、福岡・山岸(撮影・中村 達也)
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 FW山岸祐也(29)が前半17分、クラブJ1通算400ゴールとなるメモリアル弾を突き刺した。ホームで幸先良く先制するも、前半24分に同点ゴール、32分に逆転弾を許し今季3度目の逆転負け。ホームG大阪戦はこれで5連敗となりJ1通算100勝目は王手から5試合目でも達成できなかった。

 長谷部茂利監督は「入りも悪くなく先制できて良かった」と振り返り「得点を取ったあとに隙を突かれた。立て続けに2失点で逆転されてしまった」と天を仰いだ。特に前線で躍動した相手FWイッサム・ジェバリについては「素晴らしい選手。ほとんどのプレーを成功していた」と相手エースに舌を巻いた。

 それでも、後半は押し込む場面も多く見られたことで「チャンスは作っていた。いい面もあった
」と内容を前向きに捉え、メモリアル弾を決めた勝負強い山岸については「群を抜く選手になる1つ手前にいる」と高く評価した。

 山岸はコーナーキックのチャンスに中村のクロスを頭で完璧に捉え今季7点目。「1人だけマークがついてなかった。(中村)駿からすごくいいボールがきたのでしっかり当てた」。クラブJ1通算400ゴール目を決めたことには「多くの選手がゴールを決めてきた中で節目のゴールでクラブに名を残せて光栄」と感謝。それでもチームの逆転負けに「後半のチャンスを決めきれる選手にならないと。自分のせい」と敗戦の責任を口にし笑顔はなかった。

 前半戦ラストとなる次節11日はアウェーで上位・名古屋と対戦。難敵からの価値ある白星でJ1通算100勝目を飾ってみせる。

 ○…MF井手口陽介(26)が後半16分からピッチに立ち、右足の骨折で負傷離脱した3月4日の柏戦以来、3ヶ月ぶりに実戦復帰を果たした。
 得意のミドルシュートを放つなど積極的なプレーで存在感を放った。「負けていたので得点に絡むプレーをしてアシスト、ゴールで結果を残したかったのですごく残念」。古巣戦での復帰を「みんな相変わらずで楽しかった」とかみしめていた。

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2023年6月3日のニュース