ACミランが鎌田を獲得リストの最上位に　伊紙報じる

Eフランクフルトの鎌田大地（ロイター）

　セリエAの名門ACミランと条件面で基本合意したとされるドイツ1部Eフランクフルトの日本代表MF鎌田大地（26）に関し、ガゼッタ・デロ・スポルト紙は23日、ACミランが鎌田を獲得リストの最上位に挙げていると報じた。

　同紙によれば、ACミランは来季に向け、中盤にフィジカルと得点力を求めており、新たなMFの獲得を画策する中、「この日本人は、2つ目（得点力）の要求を満たしている」と指摘。「カマダは第一ターゲット」と、ACミランにとって絶対に獲得したい存在だと強調した。

　唯一問題があるとすれば、鎌田がEU圏外選手であることだという。同紙によれば、ACミランは中盤にフィジカルをもたらす存在として、チェルシーのイングランド代表MFルーベン・ロフタス＝チーク（27）の獲得に動いており、両選手を獲得すれば、枠が埋まるEU圏外選手の獲得がそれ以上、出来なくなるからだという。

　鎌田は6月末でEフランクフルトとの契約が満了し、フリートランスファーの身となる。サッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」によると、ACミランとは既に年俸300万ユーロ（約4億4100万円）の3年契約で基本合意に達しているようで、その動向に注目が集まっている。