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バレンシア レアルFWビニシウスへの“人種差別行為”を問題視 当該サポーターを「永久追放」と発表

[ 2023年5月22日 22:12 ]

バレンシア戦の後半、サポーターから“人種差別的な行為”に怒り心頭のR・マドリードFWビニシウス(左)(AP)
Photo By AP

 スペイン1部バレンシアは22日、クラブ公式ツイッターを更新。21日のレアル・マドリード戦でFWビニシウスに対し“人種差別行為”をしたサポーターを「永久追放する」と発表した。

 バレンシアはホームでのRマドリード戦に1―0で勝利。しかし、終了間際にサポーターが相手FWビニシウスに対し“人種差別行為”を行ったとして大混乱。試合が10分間程度中断した結果、激高したFWビニシウスがバレンシアの選手ともみ合いになるなど一発退場。後味の悪い結末となった。

 試合後、Rマドリードのアンチェロッティ監督は「今日はサッカーに関する話はしたくない。サッカーについて話すことに意味はない。今日我々が目撃したものは受け入れがたい。スタジアム全体から人種差別のチャントが聞こえたし、私はレフェリーに試合を止めるべきだと言った」と苦言。退場したビニシウスの反応は「理解できる」と擁護した。

 すると試合から一夜明け、バレンシアがクラブ公式ツイッターで「ビニシウスに対して人種差別的なジェスチャーをしたファンをスタジアムから永久追放することにしました。我々はクラブの価値観に反したこの種の行為を強く非難します」と発表。“人種差別”は許さないという姿勢を迅速に示した。

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