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Rソシエダード・久保がバルサ撃破“演出” 敵地カンプノウで32年ぶり歴史的勝利

[ 2023年5月22日 04:00 ]

スペイン1部   Rソシエダード2-1バルセロナ ( 2023年5月20日 )

<バルセロナ・Rソシエダード>後半、攻め込むRソシエダードの久保(左)
Photo By 共同

 レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が20日、アウェーのバルセロナ戦の後半13分から途中出場し、2点目の起点となるなど2―1の勝利に貢献した。敵地カンプノウでの勝利は91年以来32年ぶりという歴史的な白星。来季の欧州CL出場へ大きな勝ち点3を積み上げた。

 1―0の後半27分。カウンター攻撃の起爆剤となった。味方が自陣深くでボール奪取するとすぐさま久保に渡り、ドリブルでセンターラインを越えて一気に駆け上がった。左サイドのMFスビメンディに展開すると、最後はFWセルロートがゴールへ流し込んで2点目。ジュニア時代を過ごした“古巣”相手に、試合を決定づける役割を果たした。

 久保は2日のRマドリード戦でも自身初となる2戦連続得点を記録して2―0で勝利。リーグVを決めたバルセロナ撃破にも貢献し、最近リーグ6試合で4勝2分けと波に乗るチームをけん引している。地元メディアのエル・デスマルケは「彼がピッチで注目されたのは、攻撃にダイナマイトを持ち込んだからだ」と絶賛した。

 リーグは残り3試合で、5位のビリャレアルと勝ち点5差をキープした。アルグアシル監督は「この勝利で我々はCL(出場権獲得)に近づいた。選手たちは大きな扉をくぐって歴史をつくりたいと思っている」とうなずいた。次戦は中2日で13位のアルメリア戦。「欧州CLでプレーできることを願っている」という久保の目標は、すぐ手の届くところにある。

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