新潟・高木完全復活ゴールだ　「やっと感覚戻ってきた」

新潟MF高木
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　J1新潟は20日、アウェーで鳥栖と対戦する。右膝のケガから復帰を果たし、リーグ戦では5試合連続出場中のMF高木善朗（30）は試合勘を取り戻しコンディションを上げている。鳥栖戦ではJ1初ゴールを挙げて、完全復活を果たすつもりだ。

　徐々に試合勘を取り戻してきた。4月19日のルヴァン杯柏戦（●2―3）で右膝のケガから復帰。以降、リーグ戦に5試合連続で出場している。「やっと感覚が戻ってきた感じ。ボールを運んだりするのが自分の良さだと思うので、もっとやらないといけない」と手応えはつかみつつも、さらなる向上を目指している。

　前節の横浜戦（○2―1）では1―1の後半21分から出場。直後に左サイドの守備でプレッシャーをかけ、パスコースを限定。その後、相手の横パスを拾ったMF秋山がMF三戸につなぎ、決勝点が生まれた。「守備はチームとしての成長を凄く感じるし、自分ももっとやらないとって思わされる」とチーム全体のレベルアップに刺激を受けている。

　負傷した右膝はいまでも入念なケアをしている。「これ以上ほかのところもケガしたくないし、ケガしてからクラブハウスにいる時間が長くなった」と朝は練習の始まる2時間前に来て準備をし、練習後は筋トレをみっちりこなすなど自身の体と向き合う時間を多く取っている。「動きの制限もないし、スタミナもついてきた」とこれまで以上に長い時間のプレーにも期待がかかる。

　鳥栖には20年8月から21年まで新潟に所属したMF福田がいる。福田も同じケガをしており、高木が負傷した際に真っ先に「絶対に治るケガだから」と励ましてくれたという。福田は現在負傷中でピッチ上での再会は難しそうだが「ここまで復帰できたという姿を見せたいし、結果を出して自分の“完全復活”にしたい」と今節は結果にこだわっていく。