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J2町田がJ初代王者・東京Vとのダービーに勝利 黒田監督「歴史を塗り替えていきたい」

[ 2023年5月13日 22:28 ]

明治安田生命J2リーグ第15節   東京V0―1町田 ( 2023年5月13日    味の素スタジアム )

<東京V・町田>対戦相手となった青森山田時代の教え子、東京VのMFバスケス・バイロン(中央)を見つめる町田の黒田剛監督
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 町田が東京Vとのダービーマッチ「東京クラシック」に1―0で逃げ切り、首位をキープした。黒田剛監督は「失点の少ないチーム同士で我慢の試合となる中、選手たちがよく耐え抜いてくれた」と振り返った。

 前半アディショナルタイム、味方のシュートがポストに当たり跳ね返ったところに、FWエリキが詰めて先制。後半は相手に退場者が出た中で、猛攻をしのぎ切った。Jリーグが開幕30周年で盛り上がる今節、開幕戦を戦いリーグ初代王者になった名門クラブを相手に、最少得点を守り抜く町田らしさを発揮して勝ち切った。
 黒田剛監督は試合後「きょうは深い意味合いのある試合と位置づけていた」と感慨深げに振り返った。「93年のJリーグ発足からヴェルディが高いレベルで引っ張り、歴史を築いてきた。そういうリスペクトと感謝を持って戦いたいと思っていた」。同じ首都クラブとしても「同じ地区で同じカテゴリーにいるヴェルディに勝ち、歴史を塗り替えていきたいと試合に臨んだ」と強く意識したことを明かした。

 Jリーグが開幕した93年5月、大学を卒業した黒田監督はサッカーから離れる決意を固め、地元北海道のリゾート地でホテルマンとして研修中だったという。ほどなくして教員を志し、指導者として青森山田を高校随一の強豪に育て上げ、今季Jリーグの監督に転身した。練習日の取材では「ヴェルディの開幕戦は寮で見ていたと思う。その頃を考えると(監督として対戦する未来は)ちょっと想像がつかないかな」と話していた。

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