【13日J1見どころ】“オリ10”広島はアウェー神戸戦　J30周年ウィークに首位撃破なるか

　明治安田生命J1リーグは13日、第13節第2日の3試合が各地で開催される。

　93年5月に開幕したJリーグの「オリジナル10」で、今季もJ1で戦うのは6クラブ。そのうち優勝3度の広島が今節の先陣を切って登場し、首位の神戸とアウェーで上位対決を迎える。現在1試合消化が少ないながら、首位と勝ち点3差の3位タイ。勝てば同26で並び、実質的には単独首位に立つと言ってもいい大一番だ。

　広島は30年前の5月16日、ホームで市原（現J2千葉）と対戦。開始早々にMF風間八宏がリーグ日本人初得点を決めるなど、リーグ初陣で白星スタートを飾った。その風間と同じ背番号8をつけるMF川村拓夢が、同様に勝利をもたらす一撃を決められるか。

　97年にJリーグに参入した神戸は、今季首位を快走している。エースFW大迫勇也が2試合連発中で、今季単独トップの9得点。神戸では19年FWダビド・ビジャ以来のリーグ2桁得点一番乗りに王手をかけている。今季1次リーグで同組のルヴァン杯では2連敗と苦杯をなめている広島にホームで雪辱し、首位固めを狙う。