川崎F　FC東京との多摩川クラシコ10戦ぶり黒星　山根「3連勝しただけで勘違いするな、ということ」

J1第13節   川崎F　1―2　FC東京 （ 2023年5月12日    国立競技場 ）

＜FC東京・川崎F＞後半、シュートを決められず川崎F・山根（左）はガックリ（撮影・西海健太郎）
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　川崎Fは国立競技場で行われたJリーグ30周年記念スペシャルマッチで、FC東京に1―2で敗れた。

　前半の停滞が尾を引き、リーグ5戦ぶりの黒星。立ち上がりからパスはずれ、セカンドボールなど全ての反応も相手より遅く、25分までに2失点。ベンチからの指示も5万人を超える大観衆の声援でかき消え、我慢がきかなかった。鬼木監督は「自分たちらしさを出したかったが、前半の2失点が重くのしかかった。もっとスタートからアグレッシブにやらないといけなかった。それを出させることができなかった自分の力不足」と悔やんだ。

　後半7分にMF脇坂が一発退場し、10人になってからはゴールに迫ったが、遠野の決定的なシュートもGKに阻まれて力尽きた。前半39分に1点を返したFW宮代が「試合全体を通してもっともっとアグレッシブに行けた」と反省すれば、FW家長は「もっともっと攻撃的なチームにならないと。なりきれないのは各々の力（技術）のなさ」と厳しく指摘。DF山根は「何をして勝って来たのか、見つめ直す必要がある。3連勝しただけで勘違いするな、ということ」と足元を見つめ直した。