J1神戸・武藤が広島との上位対決へ意気込み「何が何でも勝たなければ」

広島戦へ意気込みを語る神戸FW武藤嘉紀（C）VISSEL　KOBE
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　神戸は12日、翌日の広島戦（ノエスタ）を前に神戸・いぶきの森で調整し、FW武藤嘉紀がオンライン取材に対応。首位キープへ並々ならぬ決意をのぞかせた。

　「何が何でも勝たなければいけない試合。負けてしまったら（広島と）勝ち点で並んでしまうので、この試合にかける思いは強い。それをピッチで表現できたらと思います」

　ここまでリーグ戦全試合に先発出場。3得点に加え、リーグ2位タイの5アシストと結果を残している。「全選手がチームのためにプレーできている。誰かがミスをしてもそれをカバーする。チャンスになったら全員が前に走る。労を惜しまないという姿勢」が好調の要因と分析。昨季は3月2日の横浜戦（日産ス）で左膝内側側副靭帯損傷のケガを負い、満足にシーズンを過ごせなかったが、今季は「ケガをしないことに重きを置いているというよりは、100％を出せるケア、トレーニングをやっている」と心身ともに充実している。

　相手もハイプレスを得意とし、チームカラーは似ているが「どう僕らが堅守を打ち破るか、それにかかっている。相手の土俵に立たず、自分のプレーをしていければ」と攻略への道筋は見えている。ホームでの広島とのリーグ戦は近2年、3―0、4―0と神戸が圧倒。悲願のタイトル獲得へ避けては通れない強敵を返り討ちにする。