鳥栖FW小野裕二が1G1Aの活躍で逆転勝ち　自身のJ1出場200試合を祝う活躍に芽を細める

明治安田生命J1第9節   鳥栖3―2京都 （ 2023年4月23日    サンガ ）

前半、同点ゴールを決め喜ぶ鳥栖・小野（中央）
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　鳥栖が鮮やかな逆転勝利を収めた。

　FW小野裕二（30）が1ゴール1アシストでチームをけん引した。前半21分に先制された直後の同22分、原田からのクロスに飛び込み頭で同点弾。すぐに試合を振り出しに戻すチームを勢い付けた一撃に「ボールが良くて飛びこむだけだった。あそこまで運んでくれたチームメートに感謝」と声を弾ませた。

　同32分にはコーナーキックのチャンスから相手のオウンゴールを誘い逆転。そして同41分、原田のスローイングに素早く反応した小野が右サイドを抜け出し、中央にいた本田へパスを送りリードを広げる3点目をアシストした。

　後半6分に相手が1人退場となり数的優位な状況で試合を進めたが追加点を奪えず終了間際の同47分にはPKを献上。1点差に迫られるも逃げ切り、今季アウェー初勝利をつかんだ。

　自身のJ1出場200試合を勝利で飾る1ゴール1アシストの活躍。小野はメモリアルな勝利に「一番長くプレーしたこのクラブで200試合を迎えられて得点を取れて勝てた」と目を細めた。ただ「勝てたが課題が残る試合だった」と表情を引き締め、この勝利を糧に巻き返していくことを誓った。