福岡がアウェーで貴重な勝ち点1　後半に2点差追いつく　長谷部監督は悔しさを吐露

明治安田生命J1第9節   福岡2―2札幌 （ 2023年4月23日    札幌D ）

＜札幌・福岡＞後半、同点となるPKゴールを決めポーズする福岡・ルキアン（撮影・高橋　茂夫）
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　アウェーで2点のビハインドを跳ね返し勝ち点1をもぎ取った。

　粘り強さをこの日も発揮した。攻撃力の高い札幌に特長を発揮され、前半13分までに2点を先行される苦しい展開となった。

　ただ、今季はここまで先制されても2勝1敗。リーグトップの勝率を誇るその自信と強さはアウェーでも発揮された。

　3バックから4バックにシステムを替えて臨んだ後半6分、山岸のチームトップに立つ今季4ゴール目の技ありヘッド。反撃の狼煙を上げる1点を返すと同13分には相手の追加点かと思われたゴールが反則で取り消しとなり、与えられたPKをルキアンがしっかりと決め同点に追いついた。

　終盤はウェリントンを投入し逆転勝利を狙ったがあと1点を奪い切れず、狙っていた今季アウェー初勝利はならなかった。

　アウェーでビハインドの状況から貴重な勝ち点1を積み上げたが長谷部茂利監督は「勝ち点3にしたかった」と悔しさを吐露。3失点目を防いだ守備と山岸のゴールを評価しながらも「きょうのような失点を簡単にしない、サイドからやられないように」と課題をあげ、次戦を見据えた。