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三笘ブライトン FA杯準決勝でマンUにPK敗退

[ 2023年4月24日 03:38 ]

GKと1対1になったもののゴールとはならなかった三笘(AP)
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 サッカーのイングランド協会(FA)杯準決勝が23日にロンドンのウェンブリー競技場で行われ、日本代表MF三笘薫(25)が所属するブライトンは延長0―0の末に突入したマンチェスター・ユナイテッドとのPK戦に6―7で敗れ、準優勝した1982~83年シーズン以来、40季ぶり2度目の決勝進出を逃した。マンチェスターUは6月3日の決勝でマンチェスター・シティーと対戦する。

 三笘がサッカーの母国イングランドで初タイトルに挑む機会を逃した。152年の歴史を持つ世界最古のカップ戦は準々決勝までの4試合全てでゴールに関与し、2得点2アシストで4強入りの原動力となった。大会歴代2位の優勝12回を誇る名門を相手にしたこの日も左サイドで存在感を発揮した。

 開始6分にカットインして相手のファウルを誘ってFKを奪った。前半30分にゴールライン際のボールに追いついて折り返し、後半11分には胸トラップから右足でゴールを狙った。これはブロックされたものの、こぼれ球に反応したトップ下のエンシソがさらに鋭いシュートを放つなど三笘が好機に絡んだ。同アディショナルタイムにはスライディングで相手選手を倒し、イングランドで初めて警告を受ける場面もあった。延長後半8分にはドリブルとパス交換から相手GKデヘアと1対1になったが、ボールをコントロールしきれずに逸機。0―0のまま延長戦を終えた。

 ブライトンが先蹴りとなったPK戦は両チーム6人目まで全員が成功。しかし、ブライトンは7人目のマーチが外し、マンチェスターUはリンデロフが決めた。三笘はキッカーを務めることなく試合が終了。ブライトンは3部チャールトンに4回戦で敗れたイングランド・リーグ杯に続いてPK戦で敗退した。

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