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J1名古屋「火災予防条例」違反を謝罪 避難通路を立ち見席として販売「大変重く受け止めております」

[ 2023年4月18日 16:25 ]

豊田スタジアム
Photo By スポニチ

 J1名古屋が、18日までに公式サイトを更新。本拠地・豊田スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第2節の京都戦、第5節のFC東京戦における観客の立ち見席が、豊田市の火災予防条例に違反していたことについて謝罪した。

 公式は同戦について「名古屋グランパスが設置した大旗を用いての応援容認エリアのうちSスタンド2F前段ブロック後方の立ち見席(33列目後方の通路)が、豊田市火災予防条例に違反していたことが判明いたしました」と報告。「該当エリアでご観戦いただいた方を含む京都サンガF.C.のファン・サポーターの皆さま、FC東京のファン・サポーターの皆さまには、大変なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し「クラブとしましては、今後決して同様の事案を引き起こさないよう、関係各所との連携を緊密に行いながら、今後の試合運営にあたってまいります」と呼びかけた。

 「豊田市火災予防条例 第50条第2号」には「客席内の避難通路に客を収容しないこと」と記載されており、これに反する形で「Sスタンド2F前段ブロック33列目後方の通路」を「立ち見席(76席)」として販売。この「Sスタンド2F前段ブロック」は、大旗使用ができ、かつ横断幕掲出もできる1Fホームエリアとの緩衝帯として計画しており、緩衝帯を構成する柵の強度を上げる目的で、33列目の後方にて柵を施工し、33列目の後方通路を大旗も使用できる立ち見席としていた。

 「なお、これら一連の経緯につきましては、4/14(金)にJリーグへご報告させていただいております」と説明。「このたびの豊田市火災予防条例への違反を大変重く受け止めております。あらためて試合運営におけるルール設定時の関係各所への確認プロセスを見直し、再発防止の徹底に努めてまいります」とした。

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2023年4月18日のニュース