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ブライトン・三笘 待ってろマンU弾 左隅にダメ押し通算9得点目 FA杯4強貢献

[ 2023年3月21日 04:00 ]

FA杯準々決勝   ブライトン5ー0グリムズビー ( 2023年3月19日 )

<ブライトン・グリムズビー>攻め込むブライトンの三笘(手前)
Photo By 共同

 第2次森保ジャパンを背負うアタッカーが欧州各地で躍動した。ブライトンのMF三笘薫(25)は19日、4部グリムズビーとのFA杯準々決勝で今季公式戦9点目を決めて5―0の快勝に貢献。RソシエダードのMF久保建英(21)はエルチェ戦でシーズン自己最多を更新する5点目を挙げ、フライブルクのMF堂安律(24)はマインツ戦でリーグ戦2戦連発。20日には千葉市内でW杯後、初の活動となる日本代表合宿がスタートした。

 終了間際にようやくネットを揺らした三笘は、大きく息をついた。

 「すっきりした。入っていなかったら終わりが悪かったので、安心したという感じ」

 格下相手の試合で序盤から好機に絡んだ。前半33分にフリーで右クロスに飛び込んで右足を伸ばしたが、ボールはわずかにゴール左にそれた。5分後の右足ボレーも枠を外れたが「そこでメンタルが落ちるタイプでもない」と、その後も積極的に攻撃に関与。4―0の後半45分にゴール左前から右を狙ったシュートが相手に当たって軌道が変わり、左隅へのダメ押し弾となった。

 公式戦5戦連続でゴールかアシストを記録して通算9得点。FA杯ではリバプールとの4回戦で超絶ゴールを決めるなど2得点2アシストで4強入りに貢献した。4月下旬に予定される準決勝はウェンブリーでマンチェスターUと対戦。「聖地と言われているところでプレーするのは光栄。勝つことで決勝も見えてくる」。今季開幕戦でマンUと対戦した際には出番がなかったが、リーグを沸かせる存在となって自ら対戦の機会を勝ち取った。さらに英紙サンはその名門が三笘調査のためスカウトを派遣していると20日に報道。今夏以降の争奪戦に参戦する可能性を指摘した。

 W杯後は公式戦16試合で7得点4アシスト。絶好調で日本代表合流に弾みをつけ「プレミアでやっていて“どれくらい(の実力)”という見られ方もすると思う。それ相応のプレーはしないと」と三笘。サッカーの母国イングランドを沸かせるアタッカーが、いよいよ日本に再上陸する。

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