J1札幌は今季初勝利懸け12日横浜戦へ　前日練習で新戦力MF小林の1トップをテスト

札幌・ペトロヴィッチ監督（撮影・高橋　茂夫）
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　コンサドーレ札幌は12日、札幌ドームで昨季の王者・横浜を迎え撃つ。11日は同会場で練習し、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督（65）は1トップに初めてMF小林祐希（30）をテストした。指揮官は「誰が先発かはまだ決まっていないが、バリエーションの一つとしてあの形を考えている」と話し、ケガ人が多発している苦しい状況下で今季初勝利を狙っていく。

　技術が高く、攻撃面でより強みを発揮する小林が最前線に入った。札幌は過去の横浜戦で3―4―2―1の基本戦術を少し変化させ、2トップや4バック気味で戦うことが多かった。小林には1トップの位置から中盤に下がってゲームを組み立てる“偽9番”としての役割が期待される。

　小林は今季、神戸から移籍。リーグ戦は開幕から3戦連続途中出場となったが、ペトロヴィッチ監督は「チームの戦い方を理解した中で徐々になじみ始めている」と評価する。前節4日の新潟戦の先発メンバーからFW金健熙（キム・ゴンヒ）とMF青木が負傷離脱しており、白星奪取へ元日本代表MFの活躍が期待される。（青木　一平）