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川崎F 公式戦3戦未勝利の非常事態…またもアクシデント、大島&山村が負傷交代

[ 2023年3月12日 04:30 ]

明治安田生命J1第4節   川崎F0ー1新潟 ( 2023年3月11日    デンカS )

ガックリ引き揚げる川崎Fイレブン(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1リーグは2試合が行われ、川崎Fは新潟に0―1で敗戦した。今季6季ぶりJ1の新潟戦で敗れるのは、14年10月以来、9年ぶり。MF大島僚太(30)とDF山村和也(33)が負傷交代するというアクシデントにも見舞われ、公式戦3試合勝ちなしとなった。浦和は開幕3連勝だった神戸を1―0で破り2連勝を飾った。

 試合を終えたイレブンに、鬼木監督が問いかけた。「どれだけの人間が走りきったのか。戦ったのか。前へのエネルギーを持てたのか」。戦術の前に足りなかった執念。常勝軍団が、結果でも内容でも昨季までJ2の新潟に敗れた。

 前半途中まではほぼハーフコートゲームでゴールに迫った。だが19分に大島が負傷交代すると、直後にDF山根が「判断が悪かった」と自陣で相手にボールを奪われたところから失点した。さらに山村も負傷により前半のみで交代。最終ラインのケガ人は登里、ジェジエウ、車屋に続いて4人目となり、ピッチに立てるDF全員で4バックから3バックに布陣変更しながら戦い抜いたが、最後までゴールは遠かった。

 開幕から4試合を終え、いまだ1勝。暫定ながら10位に沈む。今季から戦況によって布陣を変える新しい戦術に取り組むが、DF佐々木は「自分たちのサッカーうんぬんより、まず走ったり戦ったりするところを全員一回見直す必要がある」と話した。どうする川崎F――。最後に天下を獲るために、原点に立ち戻らなければならない。

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2023年3月12日のニュース