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鹿島・岩政監督 退場したMF佐野へのジャッジに苦言「ボールを狩りにいく若手選手を潰す判定」

[ 2023年3月12日 19:40 ]

 明治安田生命J1リーグ第4節   鹿島0―0福岡 ( 2023年3月12日    カシマ )

<鹿島・福岡>前半、審判にアピールする鹿島・岩政監督(撮影・西海健太郎)
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 岩政大樹監督(41)が試合後の会見で判定へ苦言を呈した。岩政監督が不満をぶつけたのは2枚の警告で退場処分となったMF佐野海舟(22)についてのジャッジ。「僕の私見ですけど、最初のイエローカードは必要なかった。出した後にその後の判定も難しくなった。そのようなファウルでもなかった」とまくしたてた。

 岩政監督が指摘したのは、佐野が1枚目の警告を受けた前半14分のシーン。ドリブル突破を図る福岡のFWルキアンからボール奪取を狙った佐野だったが、相手にボールを股の間に通されてしまったことで勢い余って接触。ドリブルを阻止した格好になって警告の対象になった。岩政監督は「(佐野は)ボールに行った上で遅れた。ボールが股を通ってしまったもので、イエローカードを取ってしまうと、Jリーグが激しくもっとグローバルスタンダードだと言っている割には、ああいうボールを狩りにいく若手の選手を潰してしまう判定だった」と持論を展開した。

 後半8分にはMF佐野が再び警告を受けて退場。10人になったことで苦戦を強いられたが、約5年ぶりに古巣復帰したDF昌子源らを中心に勝ち点1をもぎ取った。

 岩政監督は「2節、3節、4節とたまたまでしょうけど、不利といっていいジャッジが続いているところがあり、その中でよく選手たちが戦っているなというのが僕の一番の評価」とした上で「ひとつひとつの判定にミスがあったという言い方ではなく(審判が)うまくコントロールできていなかったと思っている」と話していた。

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