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J2町田が3連勝で首位浮上 黒田監督「すごく理想的な勝ち方になった」

[ 2023年3月12日 21:38 ]

明治安田生命J2リーグ第4節   町田3―0水戸 ( 2023年3月12日    Gスタ )

<町田・水戸>前半14分、移籍初ゴールを決めて喜ぶ町田FWエリキ(中央)
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 町田が3連勝で勝ち点を10に乗せ、得失点差で首位に浮上した。早い時間に先制点を奪い、失点リスクを最小限にとどめながら、効果的に追加点を重ねた。高校サッカー強豪、青森山田の指導者から転身した黒田剛監督は「すごく理想的な勝ち方になった」とイレブンの成長を感じた様子。開幕4戦無敗で首位に立ち「ここから頭一つ出ていくという作業に入ってくる。その中でもちろん不具合が生じたり、相手に研究されてくる。それをポジティブに捉えてそれ以上に準備し、それ以上の学びをもって成長していく」と気を引き締めた。

 新加入の豪華2トップが持ち味を発揮した先制点だった。前半14分、左からのクロスをオーストラリア代表FWミッチェル・デュークが圧巻の高さで落とし、FWエリキが右足で移籍後初得点となる鮮やかなバイシクルを決めた。言葉の壁を越えてチームのコンセプトを理解させるため、黒田監督は日々の練習前にエリキ自身のプレー映像を見せ、求める役割を丁寧に説明してきた。仲間の祝福を受けた後にベンチに向かって一人走り、黒田監督と抱き合って喜んだエリキは「学ぶことがまだまだ多い。監督が映像を見せて説明してくれることがプラスになっている」と指揮官に感謝した。

 前節の金沢戦は2―1で勝利も、後半アディショナルタイムに失点。「それを10、20点の重みとして受け止めないといけないと意識させた」と黒田監督。前節に続き終盤に投入され、反省を生かしタスクを完遂したベテランDF深津康太は「最後まで無失点にこだわった。ウチは素晴らしいアタッカーがたくさんいるので、1点は必ず取れる。まずチームでゼロに抑えて、決めるところで仕留める。1試合1試合強くなるゼルビアを見せていきたい」と力強く誓った。

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2023年3月12日のニュース