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権田修一 クロアチア戦で感じた「いろんな強さがあるんだな」 ドイツ、スペインとの違い明かす

[ 2022年12月21日 12:31 ]

権田修一
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会に出場した日本代表GK権田修一(33=清水)のインタビューが21日、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)で放送された。インタビューは、番組パーソナリティーのフリーアナウンサー・垣花正が帰国直後の権田にオンラインで実施した。

 グループリーグで、優勝経験のあるドイツやスペインと同組となっても「今回の日本代表が一番すごいなっていうポイントは、どこのグループになっても誰一人厳しいなとか思ってる選手がいなかった。それが一番の強みだった」と回想。「インタビューとかで予選突破しますって言ってるのも、言わされてるわけじゃなくて、日本代表の誇りってそういう部分であって。相手がどこの国であっても、日本代表なので。3戦目の前も“スペイン7-0で勝ってるよ、厳しいな”とかっていう感覚はまったくなかった」と語った。

 決勝トーナメント1回戦で敗れたクロアチアとはどういうチームだったかと問われ「強さっていうのも、いろんな強さがあるんだなっていうのを改めて感じさせられるチームだった」と振り返った。

 「ドイツやスペインは、チームのスタイルが明確にある。ドイツは体が大きくて、フィジカル能力に長けてる選手が多い。ディフェンスに190ぐらいの選手がたくさんいて、ボール際の強さとかを発揮して試合を勝っていく。逆にスペインはボールを持つこと、パスをつなぐことに長けていて。ドイツもスペインもその国のサッカーってこうだよねっていう文化としてある。ただ、クロアチアは実はW杯初出場が日本と同じタイミングで1998年なんですよ。国の分裂などの経緯があるにせよ、僕らと同じ段階で初出場だったわけです。クロアチアってどういうサッカー?って聞かれたら、そんなに形ってないと思うんです。ただ、ほんとに嫌なことをやってくる。僕らがここで攻めたいという所で確実につぶしてくるし、ここ決められたら嫌だなっていうところにずる賢くゴール決めるために入ってくるし、サッカーのツボを知ってるなっていうチーム。これは強いチームだなと思いました」と率直な思いを述べた。

 今後の日本代表について「2つ、目指さなきゃいけない方向がある」とし、「ドイツとかスペインみたいに日本サッカーのストロングポイントってこうだよねっていうものが(必要)。みんなで戦える、あきらめない姿勢は日本人ならではかもしれませんけど、サッカーの部分で日本らしさを根底から追求しなきゃいけない。もう1つは個人のレベルアップ。個人が高いレベルでプレーできる機会をもっと増やせば、クロアチアを上回れると思っている」と自信を見せた。

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2022年12月21日のニュース