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メッシ凱旋にアルゼンチン熱狂! W杯36年ぶり優勝果たしカタールから午前3時に帰国 国民眠らず大歓迎

[ 2022年12月21日 04:50 ]

FIFAワールドカップカタール大会

記念塔「オベリスク」の立つ広場に多数のファンが集結(AP)
Photo By AP

 W杯カタール大会で36年ぶり3度目の優勝を果たしたアルゼンチン代表が20日未明に帰国し、首都ブエノスアイレスで熱狂するファンから大歓迎を受けた。

 W杯トロフィーを手にしたメッシ主将がスカロニ監督、優勝メダルを首にかけたイレブンを従えて飛行機から姿を見せたのは現地時間午前3時前。深夜にもかかわらず、ファン数千人が空港周辺に詰めかけ、約20万人が航空機の動きを追跡する民間ネットワーク「フライトレーダー24」やオンライン中継でイレブンを追った。

 用意されたレッドカーペットを笑顔で歩いた選手は「世界王者(CAMPEONES DEL MUNDO)」と記され、優勝回数にちなんだ星3個のマークが入った屋根なしの2階建てバスに乗車。沿道で熱狂するファンが国旗を振って花火を打ち上げる中、サッカー協会の施設まで向かった。

 政府は歴史的な偉業達成を受け、20日を祝日とすることを緊急決定。イレブンは仮眠を取って、現地時間の同日午前11時30分過ぎに再び同じバスで出発。凱旋パレードで市内各地を回って国民と喜びを分かち合い、中心部の大通りにある記念塔「オベリスコ」を目指した。

 代表チームが勝った際などにファンが集まるオベリスコには18日の優勝決定後に100万人以上が集まったという。マラドーナが86年メキシコ大会で達成して以来のW杯制覇を祝う今回のパレード。祝日の昼間に行われ、優勝メンバーが姿を見せることから、さらに多くの国民が押し寄せることは確実で、前夜からセレモニーを待ちわびる徹夜組も少なくなかった。アルゼンチンにとっては決勝の18日に続き、歴史に残る一日になった。

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2022年12月21日のニュース