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社会貢献活動に贈られる「HEROs AWARD 2022」 サッカー界では鈴木武蔵と川崎Fが受賞 

[ 2022年12月20日 21:55 ]

HEROs AWARD 2022に出席した鈴木
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 日本財団が主催する「HEROs AWARD 2022」の表彰式が20日に都内で行われ、サッカー界からは元日本代表FW鈴木武蔵(28=G大阪)がアスリート部門、川崎Fが団体部門でそれぞれ受賞した。社会貢献に活躍したスポーツ選手や団体を表彰するもので、今年が6回目となった。

 鈴木は20年に「特定非営利活動法人Hokkaido Dream」を設立し、児童支援、差別問題等、多方面の支援活動を実施。新型コロナ下でのフードロス問題にも取り組んでいる。現在は、18歳になり児童養護施設から出た人たちがより働きやすい環境をつくるために、農家と連携した新しいプロジェクトにも取り組んでいるという。

 「僕は自分の周りの人たちを少しずつ幸せにしていくことを思い、活動してきた。アスリートだからできる支援はたくさんあると思う。特に現役のアスリートができる支援は引退後よりも確実に子どもたちに影響を与えられる。一歩を踏み出すことに勇気がいると思うが、他のアスリートの方々と一緒に、僕もさらにこれから社会貢献活動を続けていけたら」と話した。

 川崎Fは、「FOOTBALL TOGETHER~川崎とともに~」を合言葉に、発足当初から地域貢献活動に力を入れてきた点が受賞に結びついた。吉田明宏社長は「これから川崎Fを目指して頑張っていく子どもたちにも大きな励みになる。見る人を魅了する攻撃的なサッカーを目指してますます日本のサッカーに貢献して参りたい。そしてSDGs活動によって持続可能な世界の実現に向けて精進して参りたい」と話した。

 現役時代から地域貢献活動にまい進してきたクラブ特命大使の中西哲生氏は「26年前の僕にこんな素晴らしい賞をもらえたと伝えたい。一番最初はフロンターレという名前さえ覚えてもらえなくて、“カタカナ覚えづらいんだよ”と言われました。ただ、川崎の方々を笑顔にする活動をしていた結果、自然と名前を覚えてもらえた」と回想。「この賞をいただいたことによって、さらにこの活動をより大きく強く、続けていきたい」と力を込めた。

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