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ブラジルが快勝発進 東京五輪得点王のリシャルリソンが2得点

[ 2022年11月25日 05:55 ]

W杯カタール大会1次リーグG組第1戦   ブラジル2―0セルビア ( 2022年11月24日    ルサイル・ルサイル競技場 )

先制ゴールを決めたリシャルリソン(左)は歓喜の雄たけび(AP)
Photo By AP

 5大会ぶりの優勝を狙う王国ブラジルはセルビアとの1次リーグ第1戦を2―0で制して白星スタートを切った。

 前半からトップ下で先発したエースのネイマールや中盤の左サイドに入ったビニシウスを中心に攻勢に出るが、セルビアの体を張った守備にゴールラインを割ることができない。しかし、後半に入るとギアを上げ、再三相手ゴールに迫った。

 その中で17分にリシャルリソンが先制点。ビニシウスが左から放ったシュートをGKが弾くと右足で押し込んで先制。勢いが止まらない25歳のストライカーは28分にもビニシウスの左クロスをトラップで浮かせ、ゴールに背を向けた状態でオーバーヘッド気味に強烈なシュートを右足で叩き込んだ。

 21年東京五輪は5ゴールで得点王に輝いたストライカー。10月に所属するトットナムでふくらはぎを痛めてコンディションを不安視されていた中で開幕に合わせて状態を上げ、初出場のW杯でいきなり2得点を挙げた。

 ブラジルは8強に終わった前回18年ロシア大会に続いて指揮を執るチチ監督の下で完成度を高め、3月には4年8カ月ぶりにFIFAランキング1位に浮上。大手ブックメーカー・ウィリアムヒル社の優勝予想でも1番人気を誇り、優勝候補の筆頭としてW杯に戻ってきた。トップ下のネイマール、左サイドのビニシウスら強力攻撃陣をそろえ、前線では一番不安視されたポジションがセンターFWだったが、リシャルリソンが結果で応えた。

 大会最多記録を更新する6度目の優勝へ、ブラジルが王国の力を見せつけた。

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