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川本治氏 久保建英、タイプの違う三笘薫と併用が代表でも武器になる

[ 2022年10月4日 04:00 ]

スペイン1部   Rソシエダード5-3ジローナ ( 2022年10月2日 )

日本代表・久保(手前)が所属するRソシエダードの分析担当が徳島の来季監督最有力候補に
Photo By 共同

 【川本治 視点】久保は結果を出しただけでなく、特長もよく出していた。2トップの一角としてスタートし、前半途中から左サイドでプレー。アシストはダビド・シルバのスルーパスをダイレクトで中央へ入れてゴールにつなげた。得点はカウンターから2対2になり、横パスをもらってワンタッチで前に出て、早い振りでゴール右に。一瞬でも遅れると相手に触られていたと思う。

 今季はゴールを狙うタイミングが良くなっている。要因の一つが左サイドでプレーするので、得意の左足で縦に行けること。右サイドだと右足で精度の高いクロスが上げられないし、左足に持ちかえるとタイミングが遅くなる。もう一つは守備の意識が高くなり、自陣への戻りが早くなったために、攻撃へ転じた際、前を向いてパスをもらう動きを身につけた。さらに久保にいいパスを出す選手がいるのでいい形でボールがもらえる。こういうプレーができるなら日本代表でもやるべき。タイプの違う三笘と併用で左サイドを任せれば、大きな武器となるはずだ。(元ジェフ市原強化部長)

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