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Eフランクフルト・鎌田がMOM “幻弾”も好守でCL初勝利に貢献 故障者続出の森保JAPAN救う

[ 2022年9月15日 04:00 ]

欧州チャンピオンズリーグ 1次リーグ第2戦D組   Eフランクフルト1-0マルセイユ ( 2022年9月13日 )

<マルセイユ・Eフランクフルト>後半、鎌田(右)がネットを揺らすもVARの末、オフサイドとなりゴール取り消し(AP)
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 アイントラハト・フランクフルトのMF鎌田大地(26)は13日、敵地のマルセイユ戦で後半43分までプレーして攻守に奮闘し、1―0の勝利に貢献して試合の最優秀選手に選ばれた。DF長谷部誠(38)は今季公式戦初先発でフル出場。スポルティングのMF守田英正(27)はトットナム戦の後半26分まで出場し、試合は2―0で勝って開幕2連勝とした。

 カウンターからのスルーパス。抜け出した鎌田は相手GKとの1対1で逆を突いて左隅のネットを揺らした。膝から芝に滑り込んで仲間も祝福。1―0の後半30分にダメ押し弾を決めたかと思われた。結果的にオフサイドと判定され「いいタイミングで走り出したと思ったのでゴールかなという感覚でいた。まあ運がなかった」と鎌田。欧州CL初ゴールは逃したが、それでも攻守で最高評価に値する存在感を発揮した。

 ダブルボランチの一角で先発し、前半は守備的な役割で中盤をカバー。後半26分にゲッツェが退くと、2列目に上がって本来の攻撃力を発揮した。4分後にパスをつないで決定機を演出し、オフサイド判定でゴールを逃した2分後にも鋭いシュートを放つなど相手守備陣の脅威になって1点差の勝利を支えた。

 欧州サッカー連盟は試合の中で役割を変えて奮闘したMFを「エネルギーに満ちあふれ、ポゼッションと前線への飛び出しにも優れていた」とマン・オブ・ザ・マッチに選出。日本代表選手に故障者が続く中で複数のポジションをこなす多才ぶりは大きな武器になる。ドイツ遠征代表メンバー発表を15日に控え、好調なアタッカーが改めて変幻自在な能力を示した。

 ≪今季初先発フル出場の長谷部「誇りに」≫DF長谷部が今季公式戦10戦目で初先発し、フル出場でクラブの現行CL初勝利に貢献した。3バックの中央で的確な読みと体を張った守備で奮闘。前半37分に警告を受けたが「38歳でまだCLでプレーできている事実を誇りに思う。チームが勝ったことが一番うれしい」と笑った。ボルシアMGの日本代表DF板倉が左膝負傷で離脱。W杯への不安が高まる中、SNSではベテランの代表復帰に期待する声が上がるほどの存在感だった。

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2022年9月15日のニュース