京都　天国の稲盛名誉会長へ勝利ささげる　チョウ貴裁監督も闘志「魂を引き継いで戦う」9・3神戸戦

クラブの名誉会長・稲盛和夫氏の訃報に際し、練習前に黙とうをささげる京都イレブン
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　京都は31日、3日の神戸戦（サンガS）へ向け、京都府城陽市内で練習を公開した。チョウ貴裁（チョウキジェ）監督（53）は、クラブの設立や運営に尽力し、24日に90歳で死去した京セラの稲盛和夫名誉会長へ勝利をささげると誓った。

　「今季からJ1に昇格して、稲盛会長が喜ばれていたのは聞いていたので、私も胸を痛めている。空から見ている稲盛会長に安心してもらえるよう、魂を引き継いで戦う」

　直近のリーグ戦6試合で白星がなく、最下位の磐田と勝ち点差4しかない。12年ぶりのJ1から1年で消えるわけにはいかない。まず17位の神戸を叩き、残留争いから一歩抜け出したいところだ。

　練習前には、伊藤雅章社長が選手・スタッフを前に稲盛氏について語り、チョウ監督の呼びかけで30秒間、黙とうをささげた。「J1、8強に残る天皇杯でも、いい成績を残したい」と神妙な面持ちで口にした指揮官。天から見守る総帥へ、一つでも多くの吉報を届ける。（八木　勇磨）