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G大阪 パトリック劇的決勝ゴール!東口好守連発で零封!残留圏の暫定13位に浮上

[ 2022年9月1日 06:00 ]

明治安田生命J1第24節   G大阪1―0福岡 ( 2022年8月31日    ベススタ )

<福岡・G大阪>試合終了間際、決勝ゴールを決めるG大阪・パトリック(右奥)(共同)
Photo By 共同

 2試合が行われ、G大阪は福岡を1―0で破り、今季2度目の2連勝を手にした。GK東口順昭(36)を中心に守備陣が奮闘し、後半アディショナルタイムにFWパトリック(34)の決勝弾を呼び込んだ。他チームと消化試合数は異なるとはいえ、残留圏13位まで浮上した。

 互いに強固な守備ブロックを敷くミラーゲーム。1点の重みが増す一戦で最後にパトリックが決勝点をもたらした。今季2度目の2連勝。流れを呼び込んだのはGK東口を中心とする2戦連続無失点の守備陣だった。

 分岐点は前半28分だった。カウンターから決定的なシュートを浴びたが、フリーで放たれたFWルキアンのシュートを右に飛んでセーブ。こぼれ球を詰めてきたMF前のシュートにも素早く反応した。2連続ストップの守護神は「皆がハードワークした結果。最後に僕がいるだけ。全員で勝ち取ったものです」と謙遜したが、松田監督はルキアンやFWフアンマに粘り強く対応したDF高尾やDF三浦ら全体の守備も称えつつ、その中でも「彼が救ってくれた。よく言われるように“良いGKとは勝たせるGK”。まさにそういう存在感」と最大級の賛辞だった。

 他チームと消化試合数は異なるとはいえ、残り7試合で残留圏13位まで浮上。パトリックは「僕たちは常にファイナルの気持ちで戦っている。もう次の試合(3日・鳥栖戦)に集中するだけだ」と気合満点。徐々に浸透しつつある松田サッカー。苦しんだ今シーズンだが、やっと攻守の歯車がかみ合ってきた。(飯間 健) 

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2022年9月1日のニュース