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福岡、DF柳貴博を契約解除 酒気帯び運転の疑いで捜査…移籍元の札幌も謝罪

[ 2022年8月30日 00:06 ]

 J1福岡は29日、札幌から期限付き移籍中のDF柳貴博(25)が27日、福岡市内において道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで警察から任意捜査を受けたとして、28日付で期限付き移籍契約を解除したと発表した。

 福岡は「アビスパ福岡を日頃より応援してくださっている皆様やパートナー企業の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「今回の事態を厳粛に受けとめ、所属選手、スタッフの服務規律及びコンプライアンス厳守に関する意識を改めて徹底し、再発防止に取り組んで参ります」とした。

 福岡の発表によると、柳は26日深夜から自宅で飲酒し、翌27日の朝、アルコールの成分が体内に残ったまま、午前8時頃に自家用車でクラブハウスへ向かった。同9時頃に道中の交差点で信号待ちの際に居眠りをし、駆け付けた警察官の呼気検査にて基準値を超えるアルコールが検知された。

 柳は今年3月に加入し、J1リーグ戦10試合に出場していた。

 川森敬史社長は「この度の不祥事により、弊クラブにご支援をいただいておりますスポンサー、ファン、サポーターの皆様をはじめ、関わる全ての皆様へご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。酒気帯び運転は、極めて危険な行為であり断じて許されない行為です。今回の事態を重く受け止め、選手・スタッフ、クラブ在籍者を対象に、管内の警察に協力を仰ぎ「交通安全講習会」を実施のうえ、コンプライアンス教育を再度徹底し、継続的な再発防止策に取り組んでまいります」とコメントを発表した。

 また、札幌も同日にコメントを発表。23年2月から完全移籍することで福岡と合意していたことを明かした上で「アビスパ福岡さまの意思決定である選手契約解除を北海道コンサドーレ札幌としても尊重いたします」とした。

 そして「飲酒・酒気帯び運転は決して許されるものではありません。Jリーグに関わる方々、ファン、サポーターの皆様にご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「社会の規範であるべきプロサッカー選手、そしてJリーグクラブとして、再発防止も含めまして選手、スタッフ、社員への教育を再徹底し、改めて、コンプライアンス遵守に関する意識を高めてまいります」とした。

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2022年8月29日のニュース