セルティック・古橋、前半だけでハット達成　俊輔先輩超えた無双4戦連発、5戦6発　開幕5連勝

スコットランド・プレミアリーグ   セルティック9－0ダンディーU （ 2022年8月28日 ）

ダンディー・ユナイテッド戦の前半、ハットトリックを達成し喜ぶセルティックの古橋（共同）
Photo By 共同

　スコットランド・プレミアリーグでセルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧（27）が28日、敵地のダンディー・ユナイテッド戦で前半だけでハットトリックを達成した。前半15分に4戦連続ゴールを記録し、さらに2点を加えて9―0の圧勝を演出。W杯イヤーでチームを開幕5連勝に導き、5戦6得点と量産モードに入った。

　ゴールラッシュは前半15分に始まった。自陣からのカウンターで相手DFと距離を取った古橋が、フリーでペナルティーエリアへ。左からジョタのパスを受けると、右足でゴール左隅に蹴り込んだ。スコットランドの日本人選手ではクラブの先輩でもある中村俊輔が08～09年シーズンに残した3戦連続を超える4戦連続ゴールだ。

　勢いに乗ったエースは40分とアディショナルタイムにも加点して、前半だけで3得点。21年8月8日のダンディー戦以来2度目のハットトリックは欧州主要1部リーグでは、やはり中村に続く日本人2人目の快挙。引っ張られたチームも続いて9―0と圧勝した。
　開幕5連勝の間に6得点。昨季は後半戦の離脱が響いて20試合12得点だったが、それでも得点王と1点差の2位。今季は38試合に換算すれば45.6点という驚異的ペースだ。

　刺激を受ける出来事があった。25日の欧州チャンピオンズリーグ組み合わせ抽選で最多優勝14回を誇るレアル・マドリードと対戦が決定。9月6日の開幕戦でその前回王者をホームに迎える。「ずっと出場を夢見てきた。ワクワクが止まらない。普段通りにやれば、タフな相手からたくさんゴールを決められる試合もある」。W杯を控える重要なシーズンで日本が誇るアタッカーがさらなる飛躍の予感を漂わせている。