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鎌田大地、ブラジル戦振り返り「ドイツ、スペインと比べても、もうワンランク上」

[ 2022年6月8日 13:06 ]

<日本・ブラジル>後半、ボールを競り合う鎌田(左)とアウベス(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表MF鎌田大地(25=Eフランクフルト)が8日、オンラインで取材に応じ、6日に対戦し0―1で敗れたブラジルについて、W杯1次リーグで対戦するドイツ、スペインと比べても“別格”だとの持論を展開した。

 ブラジル戦の収穫を問われると、「ドイツ、スペインと比べても、ブラジルはもうワンランク上」と切り出した鎌田。スペインは10年南アフリカ大会、ドイツは直近では14年ブラジル大会を制しているが、ネーションズリーグでの両チームの戦いぶりを見て「強いのは強いんですけど」と前置きしながらも「あのときと比べると、苦戦しているなという印象もある」と指摘した。

 鎌田はEフランクフルトで今季、欧州リーグ全13試合に出場しチーム最多の5得点。日本人としては01~02年に前身のUEFA杯を制した小野伸二(現札幌)以来、20季ぶりの戴冠という快挙を達成した。大会ではベティス、バルセロナとスペインの2チームを撃破しており、その経験も踏まえ「欧州リーグでスペインの2チームと試合しましたけど、今の日本なら上手く戦えると思う」と自信をのぞかせた。

 その上でブラジルに関して「やっぱり本当に強いなと実感しました。W杯優勝を目標とするようなチームだと思う。自分たちと彼らとの差は、しっかりと分かって、あとは自分たちが成長するだけだと思う。試合ができて、良かったなと思います」と前向きに話した。

 また、ブラジル戦で感じた課題に関しては「僕たちが引いたとき、ブラジルはなかなか日本のこと崩せてなかったと思う。ブラジルのチャンスは、ボールを奪ってからのショートカウンターだった」と指摘し、「上のチームとやるときは、後ろからつないで崩せたら一番ですけど、それよりも守備でいい奪い方をしてからの、ショートカウンター。奪ってからどれだけ速く相手のゴールに向かえるかが、凄く大事になってくるのかなと思います」と強調した。

 残りは次戦のガーナ戦(ノエスタ)を含め2試合。京都・東山高出身の鎌田にとっては関西凱旋となる。「チームとしては今、1勝1敗。残り2試合というところで、あと2試合しっかり勝ちきって終わりたい。家族だったり友だちも関西に多くいるので、得点だったり、見える結果を出せれば」と意気込んだ。

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2022年6月8日のニュース