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福岡 選手らが伝統工芸品を制作 チャリティー販売

[ 2022年6月8日 05:00 ]

自分の作品を手に笑顔をみせる福岡MF田中達也
Photo By スポニチ

 福岡の選手たちが7日、練習後に東峰村工芸品「高取焼」マグカップに絵付け作業を行い、世界に一点だけのオリジナルグッズを誕生させた。

 
 2017年に発生した九州北部豪雨の被災地への支援として選手会が2018年にスタートした「アビスパ福岡smileプロジェクト」で実施。選手たちが伝統工芸品を制作してチャリティー販売を行う。

 選手たちは各々のアイデアとセンスで3個の個性あふれるオリジナルマグカップを制作。悩みながらも絵や好きな言葉を文字で描くなど自身のこだわりを表現した。

 FWルキアンは初体験の絵付け作業に「楽しかった」と笑顔。MFジョルディ・クルークスは「筆が初めてで難しかった」と感想を話した。FW山岸祐也とMF田辺草民は「好きなものを描いた」、DFドウグラス・グローリは「笑顔になってもらえるように」などそれぞれの制作テーマを語った。

 今後は、はかた伝統工芸「張子お面」の制作も行う。選手がこの日手がけたマグカップは7月10日の京都戦でスタジアム内に展示予定。3個中2個は展示に前後して公式HPでの抽選販売を行う。

 もう1個に関しては7月以降にオークション販売を予定。昨年実施した同様のオークションでは最高額で10万円超えだったという。

 販売の収益はすべて東峰村、朝倉の子供たちの試合招待やサッカーボールなどのプレゼント、選手たちが現地を訪れ子供たちと交流するなどプロジェクトの活動費に使われる。

 選手会長のGK杉山力裕は「まだまだ復興していないところもありますので僕たちも活動を継続してやっていきたい。1人でも多くの人に僕たちが発進することで笑顔になってもらえたら」と活動を続ける思いを吐露。選手たちが懸命に仕上げたオリジナルグッズを「ぜひ買っていただきたいと思っています」と呼びかけた。

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