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【Jトピ~データで読み解く】輝くオーバー35 磐田42歳遠藤、京都38歳ウタカ…全試合フル出場は3人

[ 2022年6月8日 06:05 ]

磐田の42歳・遠藤の支配力は健在
Photo By スポニチ

 J1はシーズン全日程のほぼ折り返しを迎えた。今年35歳以上になる選手で、今季ここまでピッチに立ったのは計31人に上る。円熟味を感じさせるベテラン選手たちに焦点を当てた。(記録課)

 今季出場した31人のうち、8人がチームの全16試合に出場している。さらに細かく見ていくと、全試合先発は6人。全試合フルタイム出場は鹿島の権純泰(クォン・スンテ)と川崎Fの鄭成龍(チョン・ソンリョン)、そして浦和の西川周作というGKの3人だ。

 37歳の権純泰は、昨季若手に譲った定位置を再び奪い返した。GKは長い距離を走ることはないが、反射神経が衰えると務まらない。権純泰はセーブ率が63・8%と平均よりやや劣るものの、手ではじくハンドクリアがリーグ3位の34回。経験を生かしてピンチを未然に防いでいる。

 全試合出場の残り3人のうち、42歳の磐田MF遠藤保仁と38歳の京都FWピーター・ウタカは大ベテランの域に入る。ともに昨季はJ1昇格の立役者となり、今季も同じように実力を発揮している。ウタカはリーグ2位の8得点に、同最多のシュート44本。遠藤は同6位のラストパス23本と、支配力は変わっていない。

 やや異彩を放つのが広島MF柏好文で、体重62キロは今季出場した全選手の中で最も軽い。その小柄な体を生かし、2月の鳥栖との開幕戦ではチーム最長の11・625キロを走った。5月の鹿島戦では2ゴールを決めており、今年35歳以上で3得点はウタカに次ぐ2位につけている。

 FC東京のDF長友佑都は現日本代表として、4度目のW杯出場を目指している。J1登録選手最年長の42歳札幌MF小野伸二は、5月下旬に今季初出場を果たした。ベテランたちがそれぞれの形で、リーグを盛り上げている。(データ提供・データスタジアム)

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