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アーセナル完敗も 最終ラインで位置移した冨安には高評価 「多才な能力を示した」と地元メディア

[ 2022年5月13日 09:55 ]

イングランド・プレミアリーグ   トットナム3―0アーセナル ( 2022年5月12日    英国・ロンドン )

トットナム選手と競り合う冨安(AP)
Photo By AP

 アーセナルの日本代表DF冨安健洋(23)は敵地のトットナム戦にフル出場したが、チームは0―3で敗れて連勝が4で止まった。前半に退場者を出したチームは欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権が懸かる4位争いの直接対決で痛恨の黒星。4位は守ったものの、残り2試合で5位のトットナムに勝ち点1差に迫られた。

 冨安は前節8日のリーズ戦に続いて4バックの左サイドバックで先発。前半22分にPKで先制を許した中、同27分には相手FWケーンのシュートに右足を伸ばしてブロックするなど好プレーを見せた。同33分にDFホールディングが退場となると、冨安はシステム変更に伴って3バックの右でプレー。後半31分にDFガブリエルが負傷で退くと、中央にポジションを移した。

 チームが完敗した中でアルテタ監督は「大事なのは落胆を引きずらないこと。試合は2つ残されている。そこにエネルギーを注いでいきたい」と欧州CL出場権が懸かる残り試合を見据えた。出場停止や負傷でDF陣に不安を抱える中、複数のポジションをこなした冨安にはさらに期待が高まる状況となり、サッカー専門サイト「フットボール・ロンドン」は採点でチーム最高に並ぶ7点の評価。「奇跡的なブロックでケーンのゴールを防ぐなど従来通り力強い守備。センターバックにも入って多才な能力を示した」と称えた。

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2022年5月13日のニュース