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神戸・ロティーナ監督「守備時間が減る」 イニエスタ効果で失点リスク回避に期待

[ 2022年5月13日 15:37 ]

リーグ鳥栖戦へ向けて取材に応じる神戸ロティーナ監督(C)VISSEL KOBE
Photo By 提供写真

 神戸は14日にホームで鳥栖戦と対戦する。5位・鳥栖は今季J1最少タイ7失点で、複数失点を喫した試合はわずか「1」。リーグ12試合目にして今季初勝利を目指すクラブにとって、先制点は重要ポイントになる。

 「日本だけに限らず、世界中で先制点の重要性は高まっている。先制した試合の勝ちやすさ、逆に先に失点した時の逆転の難しさは増している。先制できると安定感が増す」

 ミゲルアンヘル・ロティーナ監督(64)はそう理解した上で、鳥栖の迫力ある攻撃をいかに封じるかを強調。なかでも「ボールを持っていない時の守備は一番改善しないといけないところだ」と口にし「回避できるミスが目立つ。ポジショニングミスや集中力不足…J1では可能な限り、少なくしないといけない。退場もそうだが、あれは回避できたミスだ」と前節・G大阪戦でのDF菊池の一発退場にも言及してミス軽減の必要性を説いた。

 もっとも、ボールを保持し続けば失点することはない。その点について指揮官は「まずアンドレスがプレーすることでボールを保持できる時間が増える。守備時間が減る。またボールを持ってない時は足を使った(運動量豊富な)守備も大事だが、同時に頭を使うことも大事。賢い選手は足腰の強い選手同様の守備ができる」とG大阪戦から戦列復帰した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)の存在が失点リスク軽減につながることにも期待した。

 手堅く試合を進めながら、先に得点を奪えるか。今季リーグ11試合連続勝ち星なしのトンネルから抜け出すためにも勝利が欲しい。

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2022年5月13日のニュース