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福岡・ルキアンの覚醒呼ぶ田中のクロス

[ 2022年5月11日 05:30 ]

ルキアンの移籍後初ゴールを含む2得点を演出した田中
Photo By 共同

 【Jトピ~データで読み解く】得点力不足に悩む福岡に光明が差した。3日のホームFC東京戦に、今季最多の5―1で大勝。今季加入のMF田中達也(29)が左クロスで挙げた初アシストが、眠っていたストライカーの覚醒を呼びそうだ。(記録課)

 福岡は今季10試合でようやく積み上げた5得点を、1試合であっさりと叩き出した。新戦力のルキアンが、待望の移籍初ゴールを含む2得点。後半開始から左サイドハーフに入った田中が、その2発を演出した。

 投入間もない後半3分、敵陣左ライン際でパスを受けるとドリブルを仕掛け、ゴールライン直前で滑り込んだ相手よりも一瞬早く左足で低空クロス。奥から走り込んだルキアンが頭で決めた。「ルキアンとはクロスを合わせる練習をかなりしていた」という今季初アシスト。同27分にも自陣からロングパスを前線のルキアンに送り、ダメ押しのチーム5点目を呼んだ。福岡はクロス本数がリーグ最多の236本。60本で個人2位のMFクルークスや50本で3位のDF志知ら名手は多いが得点につながったのはわずか2本だけで、その2本目が田中だった。

 浦和から移籍加入した田中は、ここまで全12試合に出場。うち8試合が途中出場で、左サイドから流れを変える役割を担っている。出場時間は今季チームの半分以下ながら、クロスによるラストパス7本はリーグ最多タイで、ようやくアシストに結びついた。また試みたクロス27本の内訳は利き足の右足から17本、左足から10本で、各足の本数がともに2桁に達している12人の1人。どちらの足からも上げられるため、相手DFにとってはタイミングが読みづらい。

 昨季磐田でJ2得点王のルキアンは22得点のうち、パターン別でクロスからが最多の9点だった。田中をはじめ両サイドの選手が新エースの得意な形をどれだけつくれるかが、福岡の得点増加に直結しそうだ。(データ提供:データスタジアム)

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