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レアルが奇跡の大逆転!ロドリゴが後半45分から90秒で2点 指揮官「このクラブの偉大なところ」

[ 2022年5月5日 09:32 ]

欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦   レアル・マドリード3―1(2戦合計6―5)マンチェスター・シティー ( 2022年5月4日    スペイン・マドリード )

歓喜の輪をつくるレアル・マドリードの選手たち(AP)
Photo By AP

 前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて13回の最多優勝を誇るレアル・マドリードが奇跡的な大逆転で4季ぶりの決勝進出を決めた。昨季準優勝で初優勝を狙ったマンチェスター・シティーに0―1、2戦合計3―5とリードされた状況で後半45分、さらにアディショナルタイム1分に途中出場のロドリゴが連続ゴール。1点目は左サイドからのベンゼマの折り返しに右足アウトサイドを合わせ、約90秒後の2点目は右クロスを頭で決めた。この2得点で延長戦に持ち込むと、ベンゼマが前半5分に自ら得たPKを決めて勝ち越した。

 反撃の口火となったこの日チーム初の枠内シュートを決めたロドリゴは「我々は試合に負け、死に体だったところで(逆転劇が)起こった。このユニホームとともに最後まで戦うことを学んだ。ほとんど負けていたが、最初のゴールで(逆転を)信じ始めた」と興奮した様子で振り返った。

 ホームの第2戦でビハインドから逆転勝ちするのはパリ・サンジェルマンとの決勝トーナメント1回戦、チェルシーとの準々決勝に続いて3戦連続。アンチェロッティ監督は「このクラブの偉大なところはまさにこれ。全てが終わったと見えるような状況でもガードを下げることは許されない。信じ続ける強さを与えてくれるんだ」と力を込めた。

 MFカゼミロは6万1416人の観衆に感謝。コロナ禍で長く無観客が続いた時期を振り返り「彼らは今夜のようにエネルギーを与えてくれる。我々は彼らを楽しませないと」と振り返った。

 28日にパリ郊外のサンドニで行われる決勝ではリバプールと対戦する。前回決勝で対戦した18年は3―1で撃破したが、リベンジに燃える相手を返り討ちにできるか。優勝13回のレアルに対してリバプールも歴代3位の優勝6回。名門同士の頂上決戦となる。

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2022年5月5日のニュース