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「ライオンに襲われたうさぎが逃げる時に肉離れしますか?」オシム語録

[ 2022年5月2日 00:12 ]

サッカー日本代表元監督 オシム氏死去

元日本代表監督のオシム氏
Photo By スポニチ

 元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が亡くなったと同氏がかつて監督を務めた母国オーストリアのシュトルム・グラーツが1日に発表した。80歳だった。ユーゴスラビアのサラエボで生まれた同氏は現役時代に同国のメンバーとして64年東京五輪に出場。90年W杯イタリア大会ではストイコビッチらを擁してベスト8入り。Jリーグでは03年から市原(現千葉)を率い、06年W杯ドイツ大会後に日本代表監督に就任した。07年11月に脳梗塞で倒れて退任したが、日本のファンに親しまれた「オシム語録」を紹介する。

<市原・千葉監督>
 ☆ライオンに襲われたうさぎが逃げる時に肉離れしますか?準備が足りない(03年)

 ☆レーニンは勉強して勉強して勉強しろと言った。私は選手に走って走って走れと言う(03年)

 ☆サッカーは危険を冒さなければならないスポーツ。でないと塩とコショウのないスープになる(03年)

 ☆スローインが自分たちに有利だと考えているのなら間違いだ。ピッチには10人しかいない数的不利の状況なのだから(03年)

 ☆うちは勝ったり負けたりしているチーム。その中で自分の心臓がもつか分からない。欧州で死ぬか日本で死ぬか、まだ決めていない(04年)

 ☆こぼれたミルクは元に戻らない。うちは勝ち点を失ってきた。電車は行ってしまった。駅に着いたのが遅かった(05年)

 ☆巻はジダンにはなれない。でもジダンにはないものがある(06年)

<日本代表監督>
 ☆(世代交代について)古い井戸に水が残っているのに新しい井戸を掘るのはどうか。古い方も使いながらやっていきたい(06年)

 ☆(日本協会と)お互い同じ皿の料理を食べている関係。どちらかがツバを吐きかけたら、それを自分で食べることになる(06年)

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2022年5月1日のニュース