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ゲンク伊東 アシスト王浮上!自己最多14A 今夏欧州強豪移籍前向き「タイミング的にはいい」

[ 2022年5月1日 05:30 ]

ベルギー1部 中位プレーオフ   ゲンク4ー2メヘレン ( 2022年4月29日 )

メヘレン戦の前半、競り合うゲンクの伊東(右)
Photo By 共同

 ベルギー1部ゲンクの日本代表FW伊東純也(29)が“アシスト王”に浮上した。29日、ホームで行われたリーグ中位プレーオフのメヘレン戦にフル出場。前半31分に先制点を演出してリーグトップタイの14アシスト目をマークし、4―2の勝利に貢献した。今夏の移籍に前向きな姿勢を示す“IJ”が、個人タイトルを手に欧州4大リーグへの挑戦も現実味を帯びてきた。

 日本のエースが出場停止明けの一戦で存在感を示した。前半31分にペナルティーアークのすぐ外でボールを受けた伊東は「シュートを打とうと思ったが、いいところに走っていたのでパスに切り替えた」と右から上がってきた味方につなぎ、先制点をお膳立てした。

 昨季の自己最多記録に並ぶ14アシスト(35試合)はリーグトップタイ。後半アディショナルタイムには得意の右クロスでダメ押し点につなげた。「警告累積で1試合出られなくて、イメージしているところに蹴られないときがあった」と言うものの、期待通りゴールに絡んだ。

 4季目を迎えたベルギー1部で確固たる地位を築いている伊東は、現地報道では夏の移籍も取り沙汰されている。W杯アジア最終予選で歴代最多タイとなる4試合連続ゴールを挙げるなど、日本代表でも目覚ましい活躍を続ける29歳の移籍先にはドイツ1部レーバークーゼンなど複数の強豪クラブが浮上。昨年10月に24年6月までの契約を新たに結んだばかりだが、伊東は「タイミング的にはいいかなと思う」と可能性を否定せず「まず残り4試合を頑張りたい」と前向きな姿勢を示した。

 まずは6月の国際親善試合で“アシスト王”の真価を発揮する。3月のアジア最終予選でW杯出場を決めた後には「おのおのが成長して、また集まったときにしっかりできればと思っている」と決意を語っていた伊東。6月6日に対戦するFIFAランク1位のブラジル相手に“イナズマ純也”らしいプレーで世界を驚かす準備はできている。

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2022年5月1日のニュース