×

地元メディアもオシム氏の死去を悼む 王様ペレ氏がユニホーム交換を申し出た逸話も紹介

[ 2022年5月2日 00:49 ]

元日本代表監督のオシム氏
Photo By スポニチ

 サッカーの元日本代表監督イビチャ・オシム氏が1日に亡くなったことを受け、オーストリアの地元メディアは一斉に「レジェンドが亡くなった」などと報道。その死を悼むとともに選手、監督としての経歴や功績を伝えた。

 「リガ・ポータル」はオシム氏が旧ユーゴスラビアの内戦を受けて反戦を訴えていたことに触れ「競技に対する哲学的なアプローチと母国で絶えず平和を求めた奮闘ぶりは英雄の物語となった」と伝えた。

 「ナハリヒトゥン」はオシム氏と元ブラジル代表の“王様”ペレ氏の逸話を紹介した。オシム氏がユーゴスラビア代表として頭角を現してフランスのストラスブールに移籍する前年の69年、ペレ氏を擁したサントスがサラエボに遠征。地元クラブ・ジェリェズニチャルと対戦した際、所属していたオシム氏が負傷したと聞いたペレ氏が「オシムがプレーしないなら、私もプレーしない」と発言。オシム氏が回復して試合に出場すると、1―1の引き分け後にペレ氏の方から背番号10のユニホーム交換を申し出たという。

続きを表示

2022年5月1日のニュース