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秀岳館高サッカー部 SNS過去の投稿は全て削除…生徒暴行の疑いでコーチが書類送検

[ 2022年4月26日 18:18 ]

ピッチに並べられたサッカーボール
Photo By スポニチ

 熊本県八代市の私立秀岳館高サッカー部の30代男性コーチが部員の生徒を蹴るなどしたとして、八代署は26日までに、暴行の疑いでコーチを書類送検。暴行の様子を撮影した動画が交流サイト(SNS)に投稿され、問題が発覚していた。

 この問題を巡っては22日、選手11人がサッカー部公式ツイッターに経緯説明の動画を投稿して謝罪するも翌日には削除。「この件の動画について一旦削除させていただきたいと思います。理由は後ほど文面でお伝えさせていただきます」とコメントしていたが、さらに騒動が大きくなった影響からか26日までにサッカー部公式ツイッターやインスタなどSNSが非公開に。過去のツイートなどは全て削除されていた。

 25日には男子サッカー部監督の段原一詞氏が日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。MCの加藤浩次から「21年間の中でコーチが部員に暴力を働いた瞬間を目撃されたことはありますか?」と質問を受けると、段原監督は「ありません。今回の動画で初めてみました」と返答。「コーチは私を含めて15名ほどおりますが、今回の暴行動画のようなシーンは見たことがありません」と強調。

 最後には「この度は大変、ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ありませんでした」と謝罪。「その上で、このことに関する責任は我々、大人にあります。子供たちはこの騒動の中、未来に向けて、もう第一歩を踏み出そうとしています。私が責められるのは全然大丈夫です。しかし、子供たちが進むためにはコーチの力たちの力も必要なんです」と目に涙を浮かべ、訴えていた。

 なお秀岳館高によると、コーチは退職願を提出。学校関係者は「刑事処分を待って扱いを検討する」としており、現在は謹慎処分中だという。

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2022年4月26日のニュース