×

FIFAが打ち切られたW杯南米予選ブラジル―アルゼンチン戦の9・22開催を通達 アルゼンチンは反発

[ 2022年4月23日 14:29 ]

サッカーW杯カタール大会の公式球とドーハの街並み(ゲッティ=共同)

 FIFAが昨年9月に打ち切られたW杯南米予選ブラジル―アルゼンチン戦の再試合を9月22日に行うよう通達したと複数のアルゼンチン・メディアが22日に報じた。当該の試合はアルゼンチンの一部選手が新型コロナウイルス対策に違反したとし、開始7分でブラジルの保健当局者がピッチに入って試合を止めた。FIFAは2月に再試合の方針を決めていたが、既にその時点で両国の予選突破は決定。さらにアルゼンチンはコロナ対策に関する解釈の相違はブラジル側の問題としてFIFAに異議を申し立てていたが、今回の通達を受けてサッカー協会の関係者はさらにスポーツ仲裁裁判所へ上訴する意向を示したという。

 オーレ紙によれば、W杯開幕(11月21日)を2カ月後に控えた重要な調整期間だけに、アルゼンチン側は本番へのテストを意識して南米勢とは異なる特徴を持つ欧州かアジアの国と対戦を希望。また、6月11日にブラジルと対戦すると開催地メルボルン(オーストラリア)で公表された親善試合に関しても未承認で、対戦する意向はないという。

 欧州のシーズン真っ最中に日程が組まれ、大会直前の準備期間が極端に短い異例のW杯を控え、これまで以上に国際Aマッチデーの日程調整を巡る綱引きが激しくなりそうだ。

続きを表示

2022年4月23日のニュース